こんにちはインフラエンジニアのしょうです!
この記事では、
- 未経験でも資格が取れるのか?(落ちたくない)
- LPIC Level2の効率の良い勉強方法を知りたい
- LPIC Level2のオススメな問題集が知りたい
そんな悩みを持つ方のために、27日でLPIC Level2に合格した僕が最短で合格できる方法を分かりやすく解説していきます。

インフラ未経験の時の僕でも合格できたので、もちろん未経験の方でも大丈夫ですよ!
LPIC資格の中でLPIC Level2が1番難易度が高いと感じました。
LPIC Level3は3種類の中から選べるのですが、僕は304を選択したので難易度は304と比べてです。
目安は表を参考にして下さい
(インフラ&Linuxが未経験を想定しています)
資格名 | 難易度 | 勉強期間 |
---|---|---|
LPIC Level1 | 3ヶ月 | |
LPIC Level2 | 3ヶ月 | |
LPIC Level3 | 2ヶ月 |
この記事では上記の目安よりも早く合格できる方法=資格の勉強時間を減らせる方法を分かりやすく解説していきます。
どうせなら早く合格して、資格の勉強時間ではなく他の時間に使いたいですよね!
誰かと比べなくて大丈夫です
例えば今のあなたが3ヶ月かかりそうならそれが2ヶ月になったりすることに価値があり、この記事はその参考に間違いなくなります
LPIC1〜3の全体像を把握したい方は下の記事をはじめにご覧ください。

- LPIC Level2とは?(LPIC-2/レベル2)
- LPIC Level2の資格を取得する5つのメリット
- LPIC Level2の資格は合格率を公表していない【合格点はある】
- LPIC 201の試験範囲と難易度について
- LPIC 202の試験範囲と難易度について
- LPIC Level2は独学だと合格は難しいのか?難易度を解説
- 【結論】LPIC Level2の資格を最短で合格するために大切なポイントは3つ
- LPIC Level2のオススメの勉強方法!『参考書』で201と202の試験範囲を学ぼう
- LPIC Level2のオススメ問題集と勉強サイトは『Ping-t』です!
- 【超重要!】Ping-tを活用する上で必ず抑えておきたい3つのポイント
- LPIC Level2に合格する具体的な手順を解説!
- 【未経験の場合】LPIC Level2試験に必要な勉強時間はどのくらいか?
- LPIC Level2の申し込み方法とお得に受験する方法を解説!
- LPIC Level2の有効期限と資格の更新をするには?
- LPIC Level2の問題集をやる際のオススメの勉強方法10選!【最短で合格したい方必見!】
- 【目的別】LPIC Level2の勉強方法のまとめ
LPIC Level2とは?(LPIC-2/レベル2)
LPICとはLinuxの技術力を証明するIT資格のこと。(世界共通の資格です)
LPIC Level2の資格を手に入れるためには、201試験と202試験の両方に合格する必要があります。
LPIC-2認定を取得するには
・Linuxカーネル、システムの起動と保守に関する一般的なタスクを含む高度なシステム管理を実行することができる。
・ファイアウォールやVPNなどの高度なネットワーキングと認証、システムセキュリティだけでなく、ブロックストレージとファイルシステムの高度な管理を実行することができる。
・DHCP、DNS、SSH、Webサーバー、FTP、NFS、Sambaを使用するファイルサーバー、電子メール配信などの基本的なネットワークサービスのインストールと構成。
・アシスタントを監督し、自動化と購入に関する管理者に助言することができる。
LPIC公式サイトから引用
2つの試験を同時(同日)に受けることもできますが、別々に受けた方がいいです。
流れは下を参考にして下さい。
201試験の勉強→201に合格→202試験の勉強→202に合格→LPIC Level2の資格を取得
LPIC Level2試験の特徴
- 試験の問題数は65問
- 選択問題と記述がある(記述は大体5問〜10問)
- 800点中、500点以上で合格(目安62.5%)
- 合格するには暗記量がそこそこ必要
- 未経験でも合格できる
LPIC Level2の資格を取得する5つのメリット
LPIC Level2の資格を取得する5つのメリット
- 1991年から公開された技術で昔から現在にかけても人気があり活用されている(サーバに関してはLinuxが1番、2番のシェアがある)
- AWS(クラウド)やDockerなど今流行りの技術にもLinuxが活用されている
- インフラエンジニアにとって有益な知識が得られる
- 会社にアピールでき、チャンスが広がる
- 転職に活用できる
会社によっては資格手当が出る会社もあります。
資格を取るメリットをもっと具体的に知りたい方は、下の記事をご覧ください。



LPIC Level2の資格は合格率を公表していない【合格点はある】


LPICは資格の合格率を公表していません。
ただ合格点は800点満点中、500点以上取れれば合格できます。(62.5%以上が目安)
合格したかどうかは試験を終了したその時にすぐに分かります。(パソコンの画面に合格か不合格か表示される)
LPIC 201の試験範囲と難易度について


LPIC 201の受験料は15,000円です。(税抜き)
LPIC 201のトピック
・キャパシティプランニング
・Linuxカーネル
・システム起動
・ファイルシステムとデバイス
・高度なストレージデバイスの管理
・ネットワーク構成
・システム・メンテナンス
公式サイトから引用
試験内容の詳細と重み付けは(試験に出やすい)こちらの公式サイトをご確認ください→LPIC 201について
僕は合格することは前提で、試験勉強は広く浅く知識がつくのを目的としていたので重み付けは全く気にしていません。
LPIC 201はLPIC level1より確実に難易度が上がっているので、問題集をしっかり解いていくことをオススメします。
ただし、どの内容が試験に出やすいか知っておいて損はないので1度目を通しておきましょう。
LPIC 202の試験範囲と難易度について


LPIC 202の受験料は15,000円です。(税抜き)
LPIC 202のトピック
・ドメインネームサーバー
・ウェブサービス
・ファイル共有
・ネットワーククライアント管理
・電子メールサービス
・システムセキュリティ
公式サイトから引用
試験内容と重み付けは(試験に出やすい)こちらの公式サイトをご確認ください→LPIC 202について
こちらも1度は目を通して、重み付けが気になったらまた目を通せばいいと思います。
LPIC Level2は独学だと合格は難しいのか?難易度を解説


LPIC Level2は独学でも合格することが可能です。
僕が受講した時はインフラ未経験でしたが、合格することができました。
未経験の方にとっては、かなり難易度が上がっていると思ってもらえれば良いかと。
ただこれから紹介していく勉強方法を実践していけば、未経験の方でも十分合格することが可能です。
ではこれからLPIC Level2のオススメの勉強方法や、早く合格するためのコツをお伝えしていきます!
【結論】LPIC Level2の資格を最短で合格するために大切なポイントは3つ
- 参考書を活用してLPIC Level2の範囲を学習する
- 記憶に定着させるために問題を解く(知識を吸収するスピードが大事)
- 継続が大事なので習慣化する(時間が必要)
早く合格するために必要なことは、
覚えるのが早くなって、勉強時間を確保することです。
記憶力✖️時間
シンプルにこれだけ!
LPIC Level2のオススメの勉強方法!『参考書』で201と202の試験範囲を学ぼう
LPIC Level2の対策&インプットとして、下の参考書がオススメです。


LPIC Level1を合格しているはずなので、上記の参考書も理解しやすいと思います。
ただ参考書を使わずにこの後紹介する、Ping-tをいきなり始めても大丈夫です。(この後に解説します。)
インプットは1冊で十分なので、読み終えたら問題集に取り組んでいきましょう。
LPIC Level2のオススメ問題集と勉強サイトは『Ping-t』です!


参考書で学んだらすぐに問題集に取り組んできましょう。
LPIC Level2を受けるということはLPIC Level1に合格していると思うので、参考書で学ばずいきなりPing-tの問題集を始めても大丈夫です。
なぜならPing-tの問題集の解説や復習が簡単にできるなど仕組みが優れているから。
Ping-tはLPICやCCNAなどの資格に特化した問題を提供しているwebの問題集サイトです。


Ping-tのweb問題集は新システムと旧システムがあるのですが、旧システムは最短で2021年の3月末に廃止されるみたいです。
これから紹介していくPing-tの写真は全て新システムの画面になるので、旧システムの画面で学習を進めている方は少し違和感を感じるかもしれません。(これから解説していく上で旧システムで学習していても特に問題はないです)
Ping-tがオススメな4つの理由
- 問題が最新に更新される
- 問題数が豊富(Lpic Level2の問題数が1000問以上)
- 選択肢の問題がわからなければすぐに解説が見れる
- 解説がとても分かりやすい
Ping-tの有料コンテンツに申し込むとLPICやCCNAなどの全ての有料コンテンツが利用でき、コンテンツごとの販売はしていないのが特徴。
料金は下の写真を参考にして下さい。最新の情報はPing-tのサイトで確認しましょう。(無料会員登録した後に料金を確認することができます)


無料会員登録した後にプレミアムコンテンツを申し込めばOK!
Ping-tの左側にあるメニューの一覧から申込できます。


Ping-tの問題を解いていく際は、基本的に上から順に解いていけば大丈夫です。
下の写真を参考にして下さい。(下の写真はLPIC Level1のものです)


最短でLPIC Level2に合格するにはPing-tの問題集を解くことが1番大事!


記憶に定着させるのに最も手っ取り早い方法は問題を解いていくこと。
なぜなら人は思い出そうとするときに記憶が定着するからです。
問題を解くときに「この答えなんだっけ?」ってなりますよね?
この感覚を何回も体験することが大事です。問題を解いていけば何回も体験することができます。
インプットばかりは注意が必要
本を読んだり、動画を見たりインプットするのはとても大事なことです。
ただ注意点があって、インプットするときは自分でよほど意識しない限り「思い出す行動」をしていないこと=記憶が定着しない
試験に合格するのに時間がでどうしてもかかってしまうと感じている方は、インプットばかりしている可能性が高いです。
【超重要!】Ping-tを活用する上で必ず抑えておきたい3つのポイント
特徴
- 1週目は解説を浅く見る程度にする
- 選択肢を見ない
- 記述式の対策とコマ門について抑える
これから解説する3つのポイントを抑えれば、学習理解もより深まり合格する確率が上がるはず。
3つのポイントを抑えた上で、Ping-tの問題で85%以上の正解率があれば十分に合格できます。
85%以上の正解率があるのに、不合格したという方がもしいるのなら、P-ingtの問題文や答えをただ覚えただけの可能性が高いです。
問題文や答えだけを暗記するやり方になってしまうとPing-tと違った問題文や選択肢(表現)が出たら、わからなくなってしまいますよね。
これから紹介するやり方を実践していけば、そういったことを防ぐこともできて理解も早く進みます。
①1週目は解説を浅く見る程度にする
実際にPing-tを進めていけば分かるのですが、1週目は時間がどうしてもかかります。
なので問題を見て分からなければすぐに答えと解説を見ましょう。
問題がわからないときは答えと解説をすぐ見て、ある程度理解できたらすぐにもう1度同じ問題を解くことをオススメします。
文章だけだと分かりづらいかもなので、分かりづらい方は下の動画を参考にしてみてください。(問題はCCNAですがLPICも同じやり方で大丈夫です)
②選択肢を見ない


上の写真のような問題が出題されたときは、選択肢を見ずにまずは自分で答えを頭の中に思い浮かべましょう。
これは思い出そうとしている行為なので、記憶に定着しやすくなりますし、問題文と選択肢を見て、ただ答えを暗記するのを防ぐこともできます。
頭に思い浮かべて分からない場合は、すぐに選択肢を見てOK!
③記述式の対策とコマ門について抑える
Ping-tではコマ問というのがあるのですが、合格するだけなら結論やらなくてOK。
これから紹介するやり方をすればコマ問を1問もやらなくてよくなるので、勉強時間をかなり減らせます。
おそらくPing-tのコマ門はLPIC試験の記述式の対策として設計されています。
初めてPing-tに取り組む方はイメージが沸かないと思うので写真を加え、例を上げて説明します。


上記はコマンドの問題で、2週以降は問題の選択肢を見ずに1度思い出しながら書いてみましょう。(僕はメモ機能を使ってました)
分からなければすぐに選択肢を見れば大丈夫です。
はじめて見たコマンドはCUIの環境で実際にコマンドを打って動作確認するのがオススメです!


上記はディレクトリの問題で、こちらも2週以降は問題の選択肢を見ずに1度思い出しながら書いてみましょう。
コマンドやディレクトに関して全て選択肢を見ずに書けるようにしておく必要性はありません。
Ping-tの問題をやっていくうちに、「記述の問題が出るとしたここら辺かな?」と予想できるようになると思います。
学校のテスト勉強みたいに、テストで出題されるとしたらこの辺だな!っていう感覚に近いです。
LPIC Level2に合格する具体的な手順を解説!
201も202もPing-tの問題集を3周すれば合格できる基準までいくと思います。
具体的な手順と試験を受ける目安は下を参考にして下さい。
- 試験範囲をLinux教科書 LPICレベル2(あずき本)で学ぶ
- Ping-tを1周する
- Ping-tの学習履歴リセットして2週目を終わらせる
- 2週目で間違えた箇所の問題を解いていく。
- Ping-tの学習履歴リセットして3週目を終わらせる
- 3周目で85%前後の正解率があれば、模擬試験を1〜2回ランダムに受ける
- 模擬試験の正解率が85%前後であれば本番の試験を受ける(不安な方は⑧以降を進めていきましょう)
- 3週目で間違えた箇所の問題を解いていく。
- 模擬試験を1〜2回ランダムに受けて正解率が85%前後であれば本番の試験を受ける
⑥の時点で85%前後の正解率がなければ模擬試験をやらずに⑧まで飛ばして下さい。
僕はPing-tのレベルとか気にしないので、毎回リセットしていました。


リセットは上の写真にあるように記録から簡単にリセットできます。
【未経験の場合】LPIC Level2試験に必要な勉強時間はどのくらいか?


結論をお伝えすると人によります(というか当たり前ですよね笑)
それでも目安を知りたいという方もいるかもしれないので、
無理やり目安を作るのなら未経験の場合は150時間前後ぐらいかなと。(150時間の場合、平均で1日2.5時間勉強すれば60日という計算になります。)
僕の場合は平均で1日3時間ぐらい勉強していたので試験勉強にかけた時間は90時間ぐらいです。
LPIC Level2の申し込み方法とお得に受験する方法を解説!
LPIC Level2の申し込み方法やお得に受験する方法は、下の記事をご覧ください。



LPIC Level2の有効期限と資格の更新をするには?
Q.認定の有効期限はあるのですか?
A.有効期限はありませんが、再認定ポリシーとして「有意性の期限」があり、その期間は「5年間」です。「ACTIVE」な認定ステイタス(有意性)を維持するためには「認定日から5年以内」に再認定を受ける必要があります。または、「保有する認定レベルより上位の認定を5年以内に取得」する必要があります
公式サイトから引用
公式祭を見たところ、有効期限はないみたいですね!
有意性の更新するには、もう1度LPIC Level2を受講するか、LPIC Level3の資格を取得することで更新されます。
5年間は結構長いので、個人的には嬉しいです笑
LPIC Level2の問題集をやる際のオススメの勉強方法10選!【最短で合格したい方必見!】
- 問題集の1週目は解答後に解説に目を通す→3週するので軽く目を通すぐらいでOK
- 問題集の2〜3週目も間違えた箇所や理解できない部分の解説を見る→復習は大事
- まずは選択肢(4択など)を見ずに、答えを頭に思い浮かべてから選択肢を見る。→思い出す行動なので記憶に定着しやすい
- 資格の勉強をする際は他に新しいことをやらない→選択と集中が効率的に学べる
- コマンドやディレクトリの問題は自分で書けるようにしておく(全部ではない)
- 答えの解説を見たときになるほど!と思う回数を増やす→主体的に学ぶことで理解力が上がる
- 解説を全て理解しようとしない→未経験だからはじめから完璧に理解しようとするのは無理だと割り切るのが大事
- 分からない単語が出てきたらググって調べる。ただ完璧に理解しようとしなくて大丈夫。→分からない単語が出ればその時にまたググればOK
- 勉強する時間帯を決める(午前がオススメ)→習慣になるので勉強が楽になる
- 1日の最低限の目標を決める→1日1問でも1分でも大丈夫。ただ決めたことに対して毎日続けることが大事!
【目的別】LPIC Level2の勉強方法のまとめ
- ①本で最初学びたい方はLinux教科書 LPICレベル2で勉強し、読み終えた後にPing-tで問題を解いていく
- ②最初からPing-tで問題を解いていく
参考書を活用してもしなくても合格することは可能なので、ご自身に合った勉強方法を選んでもらえれば良いかと!



この記事を読んで資格の勉強時間が減らせたり、合格する人が増えたら嬉しいです!
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ではまた!