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しょう
インフラエンジニア
28歳の東京在住の元プログラマーで現役インフラエンジニア。インフラエンジニア、 AWS、派遣エンジニアの魅力やIT資格の勉強方法などブログに公開中。

LinuCとLPICの違い&どっちがいい?現役SEが徹底解説

こんにちはインフラエンジニアのしょうです!(元プログラマー )

この記事では

  1. LinuCとLPICの違いについて知りたい
  2. LinuCとLPICに最短で合格できる勉強方法を知りたい
  3. LinuCとLPIC取得するならどちらがオススメか知りたい

こういった悩みをLPIC1〜3まで取得している僕が解決していきます。

LPIC Level1の勉強を始める前は、LinuCについても調べて検討したことがありました。

僕自身LPIC1〜3まで取得しています。

しょう

なのでLinuCとLPICの違いや、どちらの資格を取得するのがオススメなのか?気になる方の気持ちがすごく分かります!

未経験の方が転職に向けて資格を取得するならどちらの資格がオススメなのか?

結論を先にお伝えすると間違いなくLPICです!

僕自身インフラ未経験の時に転職活動をしてLPICの方が転職に有効ということが改めて分かリました。

その理由をLinuCとLPICの違いと合わせて解説していきますね。

記事の内容

【表で分かる】LinuCとLPICの違いについて

下の表でLinuCとLPICの違いが簡単に分かると思います。

項目LPICLinuC
運営元LPI日本支部LPI-Japan
設立日(日本)2000年2018年
知名度180カ国以上に展開日本独自の試験
資格の種類LPIC1〜3LinuC1〜3
日本で受講できるできる
試験内容後ほど解説後ほど解説
難易度変わらない変わらない
出題数約60問約60問
合格ライン65%前後65%前後
受講料(税抜き)15,000円〜15,000円〜

LinuCは割と最近作られた国内で活用できる資格で、運営元がLPICと違うのが特徴です。

LinuCは日本の技術者に最適化されたスキルや知識を、迅速に試験に反映させるために設立されました。

LPICが世界共通のスキルや知識に対して、LinuCは日本人向けに特化しているということですね。

LinuCとLPICの試験内容の違いについてはこれから解説していきます。

LinuCとLPICとの試験内容の違い

資格を取得するには、以下の必要性があります。

LinuCとLPICの資格を取得するには?

  1. LPIC-1もLinuC-1も取得するには、101と102に合格する必要がある。
  2. LPIC-2もLinuC-2も取得するには、201と202に合格する必要がある。
  3. LPIC-3もLinuC-3を取得するにはどれか1つ合格する必要がある
    LPICの場合は300,303,305,306のどれか、LinuCの場合は300,303,304のどれか

LinuCとLPICとの試験内容の違いは下記となります。

表には大項目だけを載せています。

更に試験内容の詳細が知りたい場合は公式のリンクを張っておきますので参考にしてみてください。

試験内容が大きく違うわけではないですが、LinuCは仮想環境(クラウド)の内容が少し多い印象ですね。

試験LPICLinuC
Level1
101
・システムアーキテクチャ
・Linuxのインストールとパッケージ管理
・GNUとUnixコマンド
・デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準
101試験の出題範囲の詳細
・Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用
・ファイル・ディレクトリの操作と管理
・GNUとUnixのコマンド
・リポジトリとパッケージ管理
・ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステム
101試験の出題範囲の詳細
Level1
102
・シェル、スクリプト
・ユーザーインターフェースとデスクトップ
・管理タスク
・必須システムサービス
・ネットワークの基礎
・セキュリティ
102試験の出題範囲の詳細
・シェルおよびスクリプト
・ネットワークの基礎
・システム管理
・重要なシステムサービス
・セキュリティ
・オープンソースの文化
102試験の出題範囲の詳細
Level2
201
・容量計画
・Linuxカーネル
・システムスタートアップ
・ファイルシステムとデバイス
・ストレージデバイスのアドミニストレーション
・ネットワーク構成
・システムメンテナンス
201試験の出題範囲の詳細
・システムの起動とLinuxカーネル
・ファイルシステムとストレージ管理
・ネットワーク構成
・システムの保守と運用管理
・仮想化サーバー
・コンテナ
201試験の出題範囲の詳細
Level2
202
・ドメインネームサーバー
・ウェブサービス
・ファイル共有
・ネットワーククライアント管理
・電子メールサービス
・システムセキュリティ
202試験の出題範囲の詳細
・ネットワーククライアントの管理
・ドメインネームサーバー
・HTTPサーバーとプロキシサーバー
・電子メールサービス
・ファイル共有サービス
・システムのセキュリティ
・システムアーキテクチャ
202試験の出題範囲の詳細
Level3
300
・Sambaの基本
・SambaとActive Directoryのドメイン
・Samba共有の設定
・Sambaクライアントの設定
・LinuxのID管理とファイル共有
300試験の出題範囲の詳細
・OpenLDAP の設定
・OpenLDAPの認証バックエンドとしての利用
・Sambaの基礎
・Sambaの共有の設定
・Sambaのユーザとグループの管理
・Sambaのドメイン統合
・Sambaのネームサービス
・LinuxおよびWindowsクライアントの操作
300試験の出題範囲の詳細
Level3
303
・暗号技術
・アクセス制御
・アプリケーションセキュリティ
・オペレーションセキュリティ
・ネットワークセキュリティ
・脅威と脆弱性の評価
303試験の出題範囲の詳細
・暗号化
・ホストセキュリティ
・アクセス制御
・ネットワークセキュリティ
303試験の出題範囲の詳細
Level3
304
該当なし・仮想化
・高可用クラスタ管理
・高可用クラスタストレージ
304試験の出題範囲の詳細
Level3
305
・完全仮想化
・コンテナ仮想化
・VMのデプロイメントとプロビジョニング
305試験の出題範囲の詳細
該当なし
Level3
306
・高可用性クラスタ管理
・高可用性クラスタストレージ
・高可用性分散ストレージ
・シングルノードハイアベイラビリティ
306試験の出題範囲の詳細
該当なし

【結論】LinuCとLPICはどっちがいいのか?

LinuCとLPICどっちがいいのか?

これは資格を取得する目的によって変わります。

項目LPICLinuC
設立日(日本)2000年2018年
知名度世界共通日本限定

どちらの資格が自分に合っているか判断するオススメの基準は、

転職に有利な資格はどちらか?ということです。

僕は2020年に未経験からインフラエンジニアを目指して転職活動をしてきましたが、求人内容にLPICに関することが書かれているのは見たことがあります。

そして実際に転職活動でLPICの資格が有利になるのは実感できました。

しかし求人にLinuCの記載を見かけたことは一度もありません。

しょう

つまり知名度があるのも転職に有利なのもLPICということになります。

未経験からの転職で有利になりたいと考えている方は、LPICの資格がオススメです。

もちろんLinuCも転職に有効ですよ!

会社の方針であったり、日本向けに作られた内容を勉強したいという方は、LinuCの取得を目指すのもありだと思います。

迷ってしまう場合はLPICでOKです!

【まとめ】LinuCとLPICの違いとどっちの資格を取得するべきか?

まとめ

  1. 未経験からの転職で有利になりたい=LPIC
  2. 日本向けに特化された試験を受講したい=LinuC

LinuCとLPICの違いで気にしておくべき点は、知名度と転職への影響力と試験内容の違いですね。

この記事でご自身の目的に合った資格の判断材料になったら嬉しいです!

LPICに最短で合格できる勉強方法については『未経験がLPIC Level1に28日で合格!勉強方法や難易度を解説』の記事をご覧ください。

LinuCを受講される方にも参考になる内容となっています。

ではこれでLinuCとLPICの違いについての解説は終わりです。

試験勉強応援しています!

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ではまた!

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