こんにちはインフラエンジニアのしょうです。(元プログラマー)
この記事では
- SESで働くのはリスクが大きいのか?
- SESエンジニアはやめておいた方がいいのか?
- SESエンジニアで実際に働いている人の実態を知りたい
こういった悩みをSESで働いたことのある現役エンジニアの僕が解決していきます。
SESってなに?という方は初めに、SESで働くメリット5選とデメリット3選【SES経験者が解説】の記事をご覧ください。
未経験からエンジニアを目指す際、7〜8割はSESで働くことを選択しています。
結論、SESだけはやめておけ!というのが正直な感想です。
これは僕1人の体験だけでそう感じたわけではありません。

僕はこれまでにTwitterのDMで50名以上の相談に乗りましたが、半分以上はSESに関する悩みでした。
そして僕はSESを1年で辞めました。辞めた理由は『SES辛いし辞めたいと感じた5つの理由と転職先を現役SEが解説』の記事をご覧ください。
未経験の方がSESで働くことが、ダメなわけではありません。
SESだけで仕事を探すのが良くないということです。
SESなどの正社員求人だけでなく、『派遣でも仕事を探すのが1番良い』とこれまでの体験と、50名以上から相談を受けてきたのでそう断言できます。
SESだけはやめとけ!とお伝えする理由を前半に解説したあと、じゃどうすればいいのか?派遣は本当に良いのか?を後半で解説していきます。


SESだけはやめとけ!といえる3つの理由|誰も教えてくれない真実を解説
SESだけはやめとけ!といえる3つの理由
- 何年も実務経験が積めない可能性がある
- キャリア形成がしづらい
- 給料が安い
SESの中にもエンジニアに給料や福利厚生など、多く報酬を還元する企業はもちろんあります。
詳しくは『SES優良企業の求人の見分け方5選を現役SEが解説』の記事をご覧ください。


ただSESの優良企業は最低でも実務経験1年以上のスキルが求められるので、未経験の方が入社するのはかなり難しいというかほぼ無理です。
SESの優良企業が未経験を雇うリスクを負いたいわけはなく、メリットがないからですね。
だからこそ経験が浅いエンジニアや、未経験の方はSESだけで仕事を探すのはやめとけ!って言えます。
では今からその理由を解説していきますね。
①:何年も実務経験が積めない可能性がある
未経験の方がSESで働く1番のリスクは実務経験が何年も積めない可能性があることです。
プログラマーであればプログラミング、開発など実務経験さえ積めれば市場価値は上がるので、転職する際に選択肢が増えて年収も上がっていきます。
インフラエンジニアの場合は運用や構築などの経験が積めれば将来に繋がるかと。



ただ未経験の場合は、実務経験がなかなか積めない現場にアサインされる可能も全然あります。ヘルプデスクやITとはほぼ関係ない仕事で働く方がこれまでの相談者の中に実際いました。
いくら未経験でも実務経験が積めない会社に入社するメリットはほぼありません。
数年の時間を無駄にしないように、お気をつけください。
②:キャリア形成がしづらい
実務経験が積めないと、転職する際の選択肢や年収が増えていきません。
SESで働き、実務経験が積めない現場にアサインされたらできることは大きく分けて2つあります。
- 自社の営業の方に経験が積める現場に変えてもらうように伝える
- 資格など転職に有効な手札を増やし、転職を視野に入れる
SESがキャリア形成しづらいのは、未経験の場合は案件を変えたい意思を伝えても希望が叶わないことが普通にあるからです。
じゃあ実務経験が積める会社に転職するとなった際に、短期で離職すると職歴が汚れてしまいますよね。
これらが未経験がSESでキャリア形成がしづらい理由です。
③:給料が安い


SES業界は多重請負構造となっており、基本的に下請けとなっています。
多重請負構造はIT業界の大きな問題ですが個人が解決することはまず無理。
なので未経験の場合は特にSESで働くと給料が安いです。



残業代は30時間などの見込み残業代が給料に含まれるSESが多く、僕は1年SESで働きましたが残業代をもらったことは1度もありません。
僕が務めていた会社は月に残業が30時間超えないと残業代がもらえませんでした。
SESだけで仕事を探すのはやめとけとお伝えする理由をまとめると、
SESで実務経験積めなかった場合、転職を選ぶことで職歴が汚れる&勤務していた期間の給料が安いなどと、損でしかないからです。
【解決策】SESだけでなく派遣でも仕事を探すと転職で成功する!
未経験や経験の浅い方に1番伝えたいことは、SESだけでなく派遣でも仕事を探したほうが絶対にメリットが大きいということです。
実際に僕が相談に乗った方々も派遣エンジニアとして働くことで、経験が積める現場に入れたり、年収が100万以上がっている人も普通にいます。
最初から派遣エンジニアで働く選択肢を知りたかったと言われることがありますが、僕も本当にそう思います。
僕がはじめてIT業界に入った際に未経験からSESのプログラマーとして1年働きましたが、当時は派遣エンジニアについて何も知らなかったんですよね。
派遣で働くメリットを知らないのは、本当に損でしかないです。
派遣エンジニアの詳細は『派遣エンジニアとは?リアルな年収や仕事内容を現役SEが解説』の記事をご覧ください。


過去の経験を活かし、インフラエンジニアにキャリアチェンジする際に、インフラ完全未経験から派遣を選びました。
案件内容 | 給料 | 給料体制 | 期間 |
---|---|---|---|
インフラ手順作成 | 時給2000円 | 時給 | 2020年11月~2021年3月(5ヶ月) |
AWS運用保守 | 月給35万 | 月給制 | 2021年4月~10月(7ヶ月) |
SRE業務(AWS) | 月給40万 | 月給制 | 2021年11月~2022年6月(8ヶ月) |
上記は僕が派遣エンジニアとして働いてきた内容です。
実務経験が1年過ぎたあたりで3つ目の案件で働くことになりましたが、最低でも年収480万円で残業代は全て支給されるので年収500万円は超えることになります。
未経験で最初に入社したSESの2年目で年収500万は99 .999999%無理です。(転職するなら可能性あり)
ただ派遣エンジニアのデメリットは、雇用のリスクがあります。
だからこそSESと派遣の両方で仕事を探し、内定がもらえた中で自分にあった仕事を選ぶと納得がいく転職ができますよ。
仕事を探すだけならリスクはゼロです。メリットが大きく選択肢が広がるのに、派遣を活用しないのはもったいないかと。
派遣とSESの違いは『SESと派遣の両方経験したので違いやどっちがオススメか解説します』の記事をご覧ください。


SESと派遣の両方を経験しているからこそ、失敗もしてきたからこそ、事実ベースで参考になる情報をお伝えできている自信があります。



ぜひSESだけでなく、派遣など視野を広げて転職活動をしてみてください。きっとうまくいきますよ^^
ではこれで解説を終わります。
Twitterにて日々の進捗やブログの更新などツイートしているので、気軽に絡んでください^^
ではまた!