こんにちはインフラエンジニアのしょうです!(元プログラマー )
この記事では
- SREとは?概要や仕事内容について知りたい
- SREの将来性や年収について知りたい
- SREに転職する方法について知りたい
- SREとインフラエンジニアの違いについて知りたい
上記について現役インフラエンジニアの僕が解説していきます。
ではさっそくSREとはどんな仕事をしているのか?将来性はあるのかなど解説していきます。
SREエンジニアとは?わかりやすく解説
SRE(Site Reliability Engineering)とは、サイトを安全に運用するためのシステム管理やサービス運用の考え方のことです。
SREは元々Googleが提唱しており、Googleのサイトをざっと見るだけでも理解が深まるかと→Googleが掲げているSREについて
GoogleではSREの基本として3つ掲げています。
SREの基本
①:何らかのサービス レベル目標(SLO)を決め(開発、事業部門の一部でない場合は、これらの部門のメンバーと共同で)、ほぼ毎月目標を達成していること
②:非難を伴わない障害報告書を記録するカルチャーがあること
③:本番環境におけるインシデントの管理プロセスが作られていること(これは全社的であることが望ましい)
Googleが掲げているSREについて
上記の文章をそのまま読むと普通に難しいです。
簡単に置き換えると、サイトを安全に運用するために必要なことを実践していく。
またそのサイトが、安全に運用できていると信頼できる指標やルールはなにか?をチーム内で決めて実践していくのがSREの役割ということですね。
SREの定義について書きましたが、仕事内容や扱う技術を知ることでよりSREのイメージが湧いてくるかと。
SREの仕事内容とは?将来性や必要なスキルを経験者が解説
SREの仕事内容ですが、サービスを運用していく中でサイトの信頼性を保証すること、そして作業の自動化周りなどが主な仕事です。
インフラの構築、運用、自動化、開発(プログラマー)とのコミュニケーション(連携)など、多くの知識やスキルが求められます。
SREエンジニアとして働いた経験がありますが、仕事内容の難易度はかなり高いかと。
SREに必要なスキルとは?
SREが仕事で扱うツール・技術(例)
- 監視ツール( 例:Datadog、Zabbix)
- コンテナ( 例:EKS、Kubernetes)
- CI/CD(例:CircleCI、GitHub Actions)
- IaC(例:Terraform、CloudFormation)
- クラウドサービス(例:AWS、Azure、GCP)
- プログラミング(Pythonなどのバックエンド言語)
上記を見て分かるように、SREとして働く場合はモダンな開発環境で働くことができます。
そしてSREで働くことができれば、かなり良い経験が積めるのは間違いないです。
必要なスキルについてはUdemyの動画講座や書籍で学ぶのがおすすめですよ。
下の記事では、AWS、Terraform、Kubernetesなどの講座を紹介しており、SRE業務に活かせます。
Udemyの動画講座は1000円代で購入できるものが多く、初心者でもかなり理解しやいのでコスパ最高ですよ。
SREの将来性は?
SREの仕事内容を説明してきましたが、クラウド、自動化などはこれからも間違いなく需要があります。
SREとして働き経験を積むことができれば、SREはもちろん、SRE以外のインフラ分野に転職する際にも仕事で困ることはないかと。
SREに資格は必要か?
SREは資格がなくても、実務経験さえあれば転職することが可能です。
ただ未経験や経験が浅い状態で将来SREを目指している場合は、インフラ周りの資格が評価されやすいので転職に有効ですよ。
エンジニア未経験からいきなりSREとして働くことはかなり難しいと思います。
後ほど解説しますが、インフラエンジニアかバックエンドエンジニアとして経験を積んだ後にSREを目指すイメージを持ってもらうのが良いかと。
未経験の方や経験が浅い方が、将来SREとして働くことを目指し経験を積んでいくために資格取得していくのはありです。
具体的な資格を上げると、LPIC,CCNA,AWS SAAなどがおすすめですよ。
現場によってはAWSではなくAzureやGCPの場合もあるので、働きたい現場によってクラウドベンダー資格を選んでもらえばいいかと。
おすすめなインフラ資格の詳細や勉強方法は『インフラエンジニア資格取得おすすめ順番&資格3選&メリットを解説』の記事をご覧ください。
SREの年収はどのくらい?
SREはインフラ分野の中で、年収が特に高い傾向にあります。
正社員の求人でいうと年収500万〜1000万以上のレンジです。平均は650万前後ぐらいかと。
そしてフリーランスエンジニア案件の中でもSREは単価が高いですね。
フリーランスエンジニアについては、『インフラエンジニアがフリーランスエンジニアになるまでの過程を解説』の記事をご覧ください。
SREとインフラエンジニアの違いについて
SREとして働きたい方はインフラの経験はもちろんあったほうが良いですが、プログラミングや開発の経験があるとなお良いです。
そしてその辺りがSREとインフラエンジニアの大きな違いなんじゃないかと。
SREは現場によってはプログラミングを書く機会が多い方もいると思います。
未経験からSREエンジニアになる方法を解説
プログラミングなどの開発経験はSREで働く際に活かすことができます。
なぜなら開発チームとコミニュケーションを取りながら、仕事をしていくからですね。
そして現場によりますがプログラミングを書く機会もあります。
先ほどお伝えしたように現場によってはプログラミングを書く機会が多い方もいるかと。
インフラエンジニアでプログラミングを学びたい方は『インフラエンジニアがPythonを学ぶメリット&学習方法を現役SEが解説』の記事をご覧ください。
前置きが長くなりましたが、SREに転職するには2つの方法があります。
SREを目指す方法
- バックエンドエンジニアとして働きSREにシフトする。
- インフラエンジニアとして働きSREにシフトする。
インフラエンジニアからSREを目指してきたい場合は『未経験からインフラエンジニアになるには?現役SEが徹底解説!』の記事も参考にしてみてください。
バックエンドエンジニアからSREを目指す場合は、実務経験を積みつつ、先ほど紹介したインフラ資格を取得すれば転職する成功確率が上がるかと。
【まとめ】SREは将来性があり、やりがいのある仕事
SREについて解説してきましたが、仕事の難易度が高い分、年収も高いです。
SREの経験をしたあとに、SREの求人やインフラエンジニアの求人を探せば引く手あまただと実感できるかと。
そして技術が好きとか向上心のある方にとって、SREはかなりやりがいのある仕事だと思います。
ではこれで解説を終わります。
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ではまた!