LinuCとLPICの違い&どっちがいい?LPIC取得の現役SEが解説

こんにちはインフラエンジニアのしょうです!(元プログラマー )

この記事では

  1. LinuCとLPICの違いについて知りたい
  2. LinuCとLPICに最短で合格できる勉強方法を知りたい
  3. LinuCとLPIC取得するならどちらがオススメか知りたい

上記について、これまでにLPIC1〜3を取得した僕が解説していきます。

LPIC Level1の勉強を始める前は、LinuCについても調べて検討したことがありました。

僕自身LPIC1〜3まで取得しています。

しょう

なのでLinuCとLPICの違いや、どちらの資格を取得するのがオススメなのか?気になる方の気持ちがすごく分かります!

未経験の方が転職に向けて資格を取得するならどちらの資格がオススメなのか?

結論を先にお伝えすると、どちらでもいい!です。ただ迷うようであればLPICで良いかと。

日本に特化した内容を学びたい場合は、LinuCを取得することをオススメします。

LPICの詳細は「 LPIC資格とは?難易度や必要な勉強時間をLPIC取得者が解説 」の記事をご覧ください。

上記の記事ではLPIC1、LPIC2、LPIC3全ての資格の概要や難易度など記載しています。

LPICとLinuCの違い

項目LPICLinuC
運営元LPI日本支部LPI-Japan
試験リリース日2001年2018年
知名度180カ国以上に展開日本独自の試験
資格の種類LPIC1〜3LinuC1〜3
日本で受講できるできる
試験内容後ほど解説後ほど解説
難易度変わらない変わらない
出題数約60問約60問
合格ライン65%前後65%前後
受講料(税込)16,500円16,500円

僕自身インフラ未経験の時に転職活動をし、LPIC資格が転職に有効ということが分かリました。LinuCももちろん転職に有効です。

資格取得するメリットがあるか知りたい方は「 LPICやLinuCは意味ない?資格8つ取得し分かったメリット5選 」の記事をご覧ください。

ではさっそくLinuCとLPICの違いについて解説していきます!

目次

【表で分かる】LinuCとLPICの違いについて

下の表でLinuCとLPICの違いが簡単に分かると思います。

項目LPICLinuC
運営元LPI日本支部LPI-Japan
試験リリース日2001年2018年
知名度180カ国以上に展開日本独自の試験
資格の種類LPIC1〜3LinuC1〜3
日本で受講できるできる
試験内容後ほど解説後ほど解説
難易度変わらない変わらない
出題数約60問約60問
合格ライン65%前後65%前後
受講料(税込)16,500円16,500円

LinuCは割と最近リリースされた国内で活用できる資格で、運営元がLPICと違うのが特徴です。

LinuCは日本の技術者に最適化されたスキルや知識を、迅速に試験に反映させるために設立されました。

つまりLPICは世界180カ国以上に展開されている世界的に知名度のある資格で、LinuCは日本のみで通用する資格ということですね。

ではLinuCとLPICの試験内容の違いについてはこれから解説していきます。

LinuCとLPICの試験内容や難易度の違いについて

LinuCとLPICの資格を取得するには?

  1. LPIC-1もLinuC-1も取得するには、101と102に合格する必要がある。
  2. LPIC-2もLinuC-2も取得するには、201と202に合格する必要がある。
  3. LPIC-3もLinuC-3を取得するには、下記のどれか1つ合格する必要がある。
    LPICの場合は300,303,305,306のどれか
    LinuCの場合は300,303,304のどれか

LinuCとLPICとの試験内容の違いは下記となります。

表には大項目だけを載せています。

更に試験内容の詳細が知りたい場合は、公式のリンクを張っておきますので参考にしてみてください。

試験内容が大きく違うわけではないですが、LinuCは仮想環境(クラウド)の内容が少し多い印象ですね。

試験LPICLinuC
Level1
101
・システムアーキテクチャ
・Linuxのインストールとパッケージ管理
・GNUとUnixコマンド
・デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準
101試験の出題範囲の詳細
・Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用
・ファイル・ディレクトリの操作と管理
・GNUとUnixのコマンド
・リポジトリとパッケージ管理
・ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステム
101試験の出題範囲の詳細
Level1
102
・シェル、スクリプト
・ユーザーインターフェースとデスクトップ
・管理タスク
・必須システムサービス
・ネットワークの基礎
・セキュリティ
102試験の出題範囲の詳細
・シェルおよびスクリプト
・ネットワークの基礎
・システム管理
・重要なシステムサービス
・セキュリティ
・オープンソースの文化
102試験の出題範囲の詳細
Level2
201
・容量計画
・Linuxカーネル
・システムスタートアップ
・ファイルシステムとデバイス
・ストレージデバイスのアドミニストレーション
・ネットワーク構成
・システムメンテナンス
201試験の出題範囲の詳細
・システムの起動とLinuxカーネル
・ファイルシステムとストレージ管理
・ネットワーク構成
・システムの保守と運用管理
・仮想化サーバー
・コンテナ
201試験の出題範囲の詳細
Level2
202
・ドメインネームサーバー
・ウェブサービス
・ファイル共有
・ネットワーククライアント管理
・電子メールサービス
・システムセキュリティ
202試験の出題範囲の詳細
・ネットワーククライアントの管理
・ドメインネームサーバー
・HTTPサーバーとプロキシサーバー
・電子メールサービス
・ファイル共有サービス
・システムのセキュリティ
・システムアーキテクチャ
202試験の出題範囲の詳細
Level3
300
・Sambaの基本
・SambaとActive Directoryのドメイン
・Samba共有の設定
・Sambaクライアントの設定
・LinuxのID管理とファイル共有
300試験の出題範囲の詳細
・OpenLDAP の設定
・OpenLDAPの認証バックエンドとしての利用
・Sambaの基礎
・Sambaの共有の設定
・Sambaのユーザとグループの管理
・Sambaのドメイン統合
・Sambaのネームサービス
・LinuxおよびWindowsクライアントの操作
300試験の出題範囲の詳細
Level3
303
・暗号技術
・アクセス制御
・アプリケーションセキュリティ
・オペレーションセキュリティ
・ネットワークセキュリティ
・脅威と脆弱性の評価
303試験の出題範囲の詳細
・暗号化
・ホストセキュリティ
・アクセス制御
・ネットワークセキュリティ
303試験の出題範囲の詳細
Level3
304
該当なし・仮想化
・高可用クラスタ管理
・高可用クラスタストレージ
304試験の出題範囲の詳細
Level3
305
・完全仮想化
・コンテナ仮想化
・VMのデプロイメントとプロビジョニング
305試験の出題範囲の詳細
該当なし
Level3
306
・高可用性クラスタ管理
・高可用性クラスタストレージ
・高可用性分散ストレージ
・シングルノードハイアベイラビリティ
306試験の出題範囲の詳細
該当なし

試験内容があまり変わらないので、LinuCとLPICの難易度はほぼ同じですね。

【現役SEが解説】LinuCとLPICはどっちがいいのか?

LinuCとLPICどっちがいいのか?

結論どちらでも問題ないです。迷う場合は知名度があるLPICで良いかと。

そしてLinuCは日本の現場で求められている技術に特化しているので、実務により活かしたい場合はLinuCを選ぶのがオススメです。

項目LPICLinuC
試験リリース日2001年2018年
知名度世界共通日本限定

知名度はLPICの方があるので、多少なりともLinuCより転職に有効だと思ったので僕はLPICを取得しました。

1つの参考にしてみてください。

どちらにせよLPICもLinuCも転職に有効です。

【まとめ】LinuCとLPICの違いとどっちの資格を取得するべきか?

まとめ

  1. どちらを取得するか迷うなら知名度があるLPIC
  2. 実務により活かしたいなら日本向けに特化された試験内容のLinuC

この記事でご自身の目的に合った資格の判断材料になったら嬉しいです!

LPIC1の詳細や、最短で合格できる勉強方法については「 未経験がLPIC Level1に28日で合格!勉強方法や難易度を解説 」の記事をご覧ください。

LinuCを受講される方にも参考になる内容となっています。

ではこれでLinuCとLPICの違いについての解説は終わりです。

試験勉強応援しています!

Twitterにて日々の進捗やブログの更新などツイートしているので、気軽に絡んでください^^

ではまた!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

気軽にフォローしてください😊
目次