こんにちはインフラエンジニアのしょうです!(元プログラマーでした)
この記事では
- SESってなに?
- SESで働くメリットとデメリットについて知りたい
- 未経験からSESで働くのはアリなのか?
上記について、現役エンジニアの僕が解説していきます。
僕はSES会社でプログラマーとして約1年間働いていました。
未経験からエンジニア転職を目指す場合、SESという働き方も選択肢に入る方も多いはず。
肌感ですが未経験からエンジニアを目指す場合7、8割はSESからキャリアをスタートしている方が多いイメージです。
SESのメリットとデメリットを知ることで、転職の判断材料の1つになります。
そして経験が浅い or 未経験の場合はSESだけでなく、派遣エンジニアとして働くことも視野に入れたほうが絶対にいいです。後ほど解説します。
派遣エンジニアとSESの違いは「 SESと派遣の違いは?どっちがいい?両方経験した現役SEが解説してみた 」の記事をご覧ください。
この記事を読み終える頃にはSESの概要が理解でき、ご自身がSESに適しているかわかりますよ。
SESとは?
SESとはクライアント先にエンジニアを派遣する会社のことです。
労働力(時間)を提供(派遣)し、対価を得るビジネスモデル。
例えばプロジェクトで人が足りない場合など、エンジニアを社外から集めるためSESに仕事を発注したりします。
SESで働くエンジニアは、客先のプロジェクトに参加することになりますよ!
SESで働くメリット5選
SESで働くメリットを最初に解説していきます。
SESで働くメリット5選
- 未経験でも入社しやすい
- 優良企業に入社できれば満足度が高い
- 実務経験を積めれば案件を選べるようになる
- 職場を変えることができる
- 責任が少ない
①:SESは未経験でも入社しやすい
SESはエンジニアを派遣できれば、売り上げが立つビジネスモデルのため経営のリスクが低い。
なので未経験の方でも入社しやすいです。
僕も未経験から入社できました。
②:SES優良企業に入社できれば満足度が高い
SESの会社の中で、エンジニアにしっかりとお給料を還元してくれる会社があります。
ただ未経験の方で、そういった会社に入社するのはかなり難しいです。
SESの優良企業の条件は『SES優良企業の求人の見分け方5選』の記事をご覧ください。
③:実務経験を積めれば案件を選べるようになる
実務経験を積んでいくことで、案件の選択肢が増えていきます。
興味のある案件を選べるのは嬉しいですよね。
これはSESなどの客先常駐ならではの大きなメリットです。
④:職場を変えることができる
基本的にSESは客先との契約が3ヶ月更新となります。
なので現在の現場がブラックすぎる場合や、違う仕事がしたいとなった場合に契約を終えて違う案件に参加することが可能です。(現場を変えたい場合は事前に営業の方と相談しましょう)
⑤:責任が少ない
SESの働き方は責任が少ないです。
その理由はSESと客先の契約が納品物を納めるなどではなく、労働時間で契約しているからです。
SESは基本的に客先との契約は労働時間で契約している。
例えば月に下限140時間〜上限180時間など。
エンジニアが下限の労働時間より下回れば、勤めているSES会社の利益が減る。
反対に上限の労働時間より上回れば、勤めているSES会社の利益が増える。(客先の会社が残業代を勤めているSES会社に支払う形になる)
上記は自分の給料とは関係のない話ですが、会社のお金の流れは知っておいた方がいいかと。
SESで働くデメリット4選
SESで働くデメリット4選
- 給料が安い
- 実務経験が積めない可能性がある
- 仕事がないと待機になり給料が減額する可能性がある
- 残業代がつかない(残業代がつきにくい)
①:SESは給料が安い
SESは大半は下請け構造になっています。
一次受けや二次受けならまだしも、三次受け以降は案件の単価が安くなる傾向にあります。
単価が安いということは、エンジニアに回せる給料が少なくなるのでSESは給料が安い傾向になる。
僕は1年間SESで働きましたが、月給は交通費抜きで17万円ぐらいでした。
当たり前かもですが1年しか働いていないのでボーナスはほとんどもらえていません。
ただSES企業の中でも、SESの優良企業であれば給料も高くなります。
②:実務経験が積めない可能性がある
運が良ければ最初から実務経験が積める現場に入れますが、そうでない場合ももちろんあります。
僕はTwitterで100名以上から相談をもらっていますが、SESで経験が積めないなどの悩みが多いです。
これは未経験ならある程度は仕方のないことではあります。
なので実務経験を積むために自社の営業の方に相談したり、資格やポートフォリオを作ったり自ら実務経験が積める現場で働きたいとアピールする必要があります。
自分から営業の方に相談するなど率先して動かないと、ご自身の求める現場に移動するのは難しいかと。
③:案件がないと待機になり給料が減額する可能性がある
不景気やタイミングが悪く、案件がすぐに見つからない場合があります。
案件が見つからない場合は、エンジニアは待機することになるのでその間給料が6割りしかもらえないことがある。
僕が勤めていたSES会社は待機の場合、半分ほど減給でした。
待機時の対応は会社によって変わるので、面接の際に聞いておくことをオススメします。
④:残業代がつかない(残業代がつきにくい)
SESは見込み残業代が給料に含まれるのがほとんど。(SESで働かれている方なら分かるはず)
前職では残業が30時間以上は超えないと、残業代が出ませんでした。
なので1度も残業代をもらたことがありません笑
もちろん見込み残業代込みで満足いく給料がいただけているなら何の問題もありません。
しかし見込み残業30時間こみで月17万円は流石にしんどかったです。。
見込み残業の時間は会社によって変わります。
SESの特徴を2つ紹介
これからお伝えすることはメリットかデメリットかは人によるので、SESの特徴として2つご紹介します。
SESの特徴
- 派遣先が自分1人の可能性がある(客先に自社の社員がいない)
- 自社の社員との関わりが希薄になる(客先のプロジェクトに参加するため)
①:SESの派遣先が自分1人の可能性がある(客先に自社の社員がいない)
自社の社員が1人も参加していない案件に派遣されることは実際にあります。(僕が実際に体験済み)
僕は自社の社員がいない場合でも気にしませんでしたが、1人だと不安な方は予め希望を出せるので避けることもできますよ。
ただ最初から1人で派遣する方針がある会社もあるので、1人派遣が不安な方は面接時に聞いておくと安心だと思います。
②:SESは自社の社員との関わりが希薄になる(客先のプロジェクトに参加するため)
派遣先に自社の社員が少ない(いない)場合は、自社の社員との関係性が希薄になる。
月に1度帰社日を設けて交流する制度があるSES会社もあります。(僕はありました)
人によってメリットかデメリットか判断がつかないため、SESの特徴として分けました。
未経験や経験が浅いならSESより派遣エンジニアがおすすめです
僕は客先のプロジェクトに参加して、仕事を変えられる客先常駐の働き方が好きです。
つまり自分にはSESの働き方は合っているということ。
働き方は好きですが、経験が浅い時期は給料が安い、仕事が選べないのは個人的に好きではありません笑。
なので今はSESよりさらに派遣の方が自分には合っていると気がつき、派遣エンジニアとして働くと決めました。
実際に両方経験しているので分かるのですが、派遣エンジニアはSESよりさらに仕事が選べて柔軟に働けて給料も高い傾向にありますよ。
未経験の場合でも、経験者の場合でもSESより派遣の方が収入が高く、労働時間も少ない傾向にあります。
僕は未経験からSES(プログラマー)に入社し1年で辞めて、インフラエンジニアにキャリアチェンジすることを決めました。
インフラの分野なのでもちろん未経験扱いです。
そこで僕は未経験から派遣エンジニアとして働くことを選びました。
初めての派遣案件は時給2000円で、150時間働けば月給30万円です。
同じ未経験のときにSESでは17万円、派遣では30万円です。約2倍違います。
僕が派遣エンジニアとして働いてきた案件の待遇は下記です。
案件内容 | 給料 | 給料体制 | 期間 |
---|---|---|---|
インフラ手順作成 | 時給2000円 | 時給 | 2020年11月~2021年3月(5ヶ月) |
AWS運用保守 | 月給35万 | 月給制 | 2021年4月~10月(7ヶ月) |
AWS運用・構築 | 月給40万 | 月給制 | 2021年11月~2022年6月(8ヶ月) |
案件を変えるたびに給料が上がっているのが分かると思います。(月給制の場合は残業代が100%支給されます)
SESで働いている方や、未経験の方は派遣の案件も探してみることをオススメします。
SESと派遣両方を実際に探してみて、オファーがもらえたところでご自身の納得いく仕事を選べばいいだけなのでリスクはゼロですよ。
派遣エンジニアの詳細は『派遣エンジニアとは?年収や仕事内容について』の記事をご覧ください。
派遣エンジニアの選択肢を入れることで年収に大きな差が生まれますよ。
ではこれでSESのメリットとデメリットについての解説は終わりです。
Twitterにて日々の進捗やブログの更新などツイートしているので、気軽に絡んでください^^
ではまた!