こんにちはインフラエンジニアのしょうです!(元プログラマー)
この記事では
- LPICの概要や取得するメリットについて知りたい
- LPIC Level1〜3の資格について知りたい
- LPICに効率よく合格する具体的な勉強方法や手順が知りたい
こういった悩みを解決していきます。
インフラ未経験の時の僕は合計69日(約2ヶ月半)の勉強期間でLPICLevel1、LPIC Level2、LPIC Level3の3つの試験に合格することができました。
インフラ未経験の時の僕でも合格できたので、もちろん未経験の方でも合格することがですますよ!


目安は表を参考にして下さい
資格名 | 難易度 | 勉強期間 |
---|---|---|
LPIC Level1 | 3ヶ月 | |
LPIC Level2 | 3ヶ月 | |
LPIC Level3 | 2ヶ月 |
この記事では、上記の目安よりも早く合格できる方法=資格の勉強時間を減らせる方法を分かりやすく解説していきます。
LPIC試験の概要や最短で合格するために最初に知っておいた方が良いこともお伝えしていきますね!

LPICとは?(エルピック)

LPICとはLinuxの技術力を証明するIT資格のこと。(世界共通の資格です)
じゃあLinuxって何?という方に向けて、ここでは簡単にサーバから説明していきます。
参考:サーバとは
パソコンには画面があり、YouTube見れたり音楽が聞けたり色々できますよね。
サーバとは業務用に特化した画面のないパソコンだと思ってもらえれば大丈夫です。
YouTubeなどのwebサービスを提供する場所がサーバだと思ってもらえれば!

サーバのイメージが湧くようにお名前.comさんから写真を引用しました。
話は戻りますが、LinuxとはOSの一種です。
OSとはコンピューターの基本ソフトフェアだと思ってもらえればとりあえずOK!
- iPhoneのOSはiOS
- MacのパソコンのOSはmacOS
- WindowsのパソコンのOSはWindows
OSがあることによって、キーボードで文字を入力できたり、イヤホンをさした時に音が聞こえるようになります。
OSがないとパソコンやスマホはただの物みたいな感じです。

LinuxはサーバのOSとして使われることが多く、サーバに関しては世界でLinuxが1番、2番のシェアがあるぐらい人気です^^
サーバとは業務用に特化したパソコンでしたね。
サーバのOSとして1番、2番に使われるOSがLinuxなのでLPICの資格を取得するメリットが大きいと言えます。
特にLPIC Level1の資格は、インフラエンジニアやプログラマーを目指す方にとってLinuxを学べるので取得しておいて損はないです。
LPICとは別に、2018年に新しく日本向けのLinuCという資格もできましたが、基本的にLPICの資格取得を目指して問題ないです。
LPICとLinuCの違いや、どちらを受験しようか悩んでいる方は『LinuCとLPICの違い&どっちをとるべき?』の記事をご覧ください。


LPICの資格を取得する5つのメリット
LPICの資格を取得する5つのメリット
- 1991年から公開された技術で昔から現在にかけても人気があり活用されている(サーバに関してはLinuxが1番、2番のシェアがある)
- AWS(クラウド)やDockerなど今流行りの技術にもLinuxが活用されている
- プログラマーやインフラエンジニアにとって有益な知識が得られる=実務に役立つ
- 会社にアピールでき、チャンスが広がる
- 転職に活用できる
これからインフラエンジニアを目指そうとしている方にとっては、特にLPICを取得するメリットは大きいです。
僕も未経験から転職活動をして実感したことですが、CCNAやLPICといったインフラ関連の資格は間違いなく転職に有利になりますよ。
会社によっては資格手当が出る会社もあります。
資格を取るメリットやおすすめな資格を具体的に知りたい方は、『インフラエンジニアにおすすめな資格3選とメリット5選』の記事をご覧ください。


LPIC試験の特徴(エルピック)
LPIC Level1〜3に共通した試験の特徴
- 試験の問題数は65問
- 試験時間は90分
- 選択問題と記述がある(記述は大体5問〜10問)
- 800点中、500点以上で合格(目安は62.5%以上)
- 合格するには暗記が必要
- 資格の有効期限はないが、5年間の有意性がある
- 未経験でも合格できる(これから紹介する勉強方法を実践すれば未経験の方でも合格できます)
LPICは独学だと合格は難しいのか?難易度を解説


LPICは独学でも十分に合格することが可能です。
僕が受験した時はインフラ未経験でしたが、LPIC Level1〜3まで合格することができました。
ただ未経験の方にとって簡単な試験とはなかなか言えないのでしっかり勉強をする必要があります。



次からLPICのレベルごとに勉強方法や概要をお伝えしていきます^^
【レベル別】LPICの勉強方法&勉強時間を解説
LPICはレベル1〜3まであり、3が1番の上位試験となる。
Level3を受験するにはLevel2に合格している必要があり、Level2を受験するにはLevel1に合格している必要があります。
LPIC Level1の試験範囲や受験料について(LPIC-1/レベル1)
資格は持っておいて損はないのはもちろんそうなのですが、LPIC Level1の内容自体も勉強しておいて損はないです。
項目 | 101 | 102 |
受験料(税抜き) | 15,000円 | 15,000円 |
LPIC Level1は試験が101と102に分かれており、
両方合格することでLPIC Level1の資格を取得することができる。
同時(同日)に受験することもできますが、別々に受験することをオススメします。



どうせなら実務(Linuxに関して)にも役立つ資格が取れたらいいですよね!
それに当てはまるのが、LPIC Level1です。
LPIC-1認定を取得するには
・Linuxシステムのアーキテクチャを理解する。
・X11を含むLinuxワークステーションをインストールして維持し、それをネットワーククライアントとしてセットアップします。
・一般的なGNUやUnixコマンドを含むLinuxのコマンドラインで動作します。
・ファイルやアクセス許可、システムセキュリティを処理する。 そして簡単なメンテナンスタスクを実行する:ユーザーのヘルプ、大規模なシステムへのユーザーの追加、バックアップと復元、シャットダウンと再起動。
LPIC公式サイトから引用
LPIC Level1の詳細や効率の良い勉強方法に関しては『未経験がLPIC Level1に28日で合格!勉強方法や難易度を解説』の記事をご覧ください。


LPIC Level2の試験範囲や受験料について(LPIC-2/レベル2)
LPIC Level2は、LPICの資格の中で1番難易度が高いです。
項目 | 201 | 202 |
受験料(税抜き) | 15,000円 | 15,000円 |
LPIC Level2は試験が201と202に分かれており、
両方合格することでLPIC Level2の資格を取得することができる。
同時(同日)に受験することもできますが、別々に受験することをオススメします。
LPICの資格全般に言えますが、勉強方法を間違えなければ未経験の方でも合格することはできます。
もちろん知識もつきます。
LPIC-2認定を取得するには
・Linuxカーネル、システムの起動と保守に関する一般的なタスクを含む高度なシステム管理を実行することができる。
・ファイアウォールやVPNなどの高度なネットワーキングと認証、システムセキュリティだけでなく、ブロックストレージとファイルシステムの高度な管理を実行することができる。
・DHCP、DNS、SSH、Webサーバー、FTP、NFS、Sambaを使用するファイルサーバー、電子メール配信などの基本的なネットワークサービスをインストールして構成します。 そしてアシスタントを監督し、自動化と購入に関する管理者に助言することができる。
LPIC公式サイトから引用
LPIC Level2の詳細や効率の良い勉強方法に関しては『未経験がLPIC Level2に27日で合格!勉強方法や難易度を解説』の記事をご覧ください。


LPIC Level3の試験範囲や受験料について(LPIC-3/レベル3)
300試験、303試験、305試験、306試験の中で1つ合格すればLPIC Level3を取得することができます。
項目 | 300 | 303 | 305 | 306 |
試験内容 | 混合環境(OS) | セキュリティ | 仮想化とコンテナ化 | 高可用性(HA)とストレージ |
受験料(税抜き) | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
LPIC-3とは
LPIC-3は、エンタープライズレベルのLinuxプロフェッショナル向けに設計されており、業界で最高レベルのプロフェッショナルなディストリビューションニュートラルLinux認定を表しています。 3つの個別のLPIC-3専門認定が利用可能です。
LPIC公式サイトから引用
僕がLPIC Level3を取得した際は、LPIC 300、303、304の3種類でした。
2022年に入ってから、LPIC 300、303、305、306の4つの試験になりました。
そしてさらに各試験のバージョンが2.0から3.0に更新されています。
この後に試験内容なども詳しく解説していきますのでご安心ください。
LPIC Level3の詳細や効率の良い勉強方法や試験内容に関しては『未経験がLPIC Level3に14日で合格!勉強方法や試験内容を解説』の記事をご覧ください。


LPICの試験日や試験会場について
LPICはご自身の都合の良い日程や、試験会場で試験を受験することができます。
土曜日や日曜日に受験することも可能ですが、試験会場によって変わるのでこの後紹介する申し込みをする際にご確認ください。
LPICの申し込み方法とお得に受験する方法を解説!
LPICの申し込み方法やお得に受験する方法は、『LPIC試験の申込方法について解説』の記事をご覧ください。


LPIC Level1〜3の申し込み方法は同じです。
LPIC認定証はいつ届く?合格したら認定証がもらえます!
合格した後にもらえるLPICの認定証やPDFのダウンロードについては『LPICの認定証がいつ届くか解説!』の記事をご覧ください。


【再受験】LPICの試験に落ちるとどうなる?
もしLPICの試験に落ちてしまった場合は、7日後にまた受験することが可能です。
さらに2回目も落ちてしまうと30日以上の期間を開けてから、また受験できるようになります。
LPICの有効期限と資格の更新をするには?
Q.認定の有効期限はあるのですか?
A.有効期限はありませんが、再認定ポリシーとして「有意性の期限」があり、その期間は「5年間」です。「ACTIVE」な認定ステイタス(有意性)を維持するためには「認定日から5年以内」に再認定を受ける必要があります。または、「保有する認定レベルより上位の認定を5年以内に取得」する必要があります
公式サイトから引用
公式サイトを見たところ、有効期限はないみたいですね!
仮にLPIC Level1の有意性の更新するには、もう1度LPIC Level1を受講するか、LPIC Level2の資格を取得することで更新されます。
5年間は結構長いので、個人的には嬉しいです笑
LPICの勉強を挫折しないポイントを1つ紹介


LPICの資格は暗記する量も多いので、勉強する中でシンドい時もあると思います。(僕はシンドかったです笑)
未経験の方なら特に。
挫折しないコツは、毎日、同じ時間帯に同じ場所で同じ時間(量)勉強することです



つまり勉強する習慣をつけるということですね^^
僕の場合、朝6時に起きて家を出るまでに1時間の勉強時間をほぼ毎日確保していました。(この時期は通勤時間も活用し、けっこう頑張っていたと思います笑)
残業で夜遅くなり、帰ってからだと勉強する時間がない時もあると思うので朝がオススメです。
LPIC資格についてのまとめ
まとめ
- LPICの資格は暗記が多い→暗記ができれば未経験の方でも合格できる(知識もつく)
- 知名度がある資格なので転職などで有効に活用することできる
仕事をしながら資格の勉強は大変だと思いますが応援しています!
これでLPICの解説は終わりです。
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ではまた!